電子メールを書いていて――
いわゆる「送信ボタン」を画面上にみかけると、なぜかドキっとしてしまいます。
まだメールが書き上がっていないのに、
(なんか、あそこを押してしまいそう!)
と、ひどく動揺しそうになるからです。
ギャグ・マンガだったかコントだったかは忘れましたが――
目立つところに「押すな」と表示されたボタンがあって、それを無性に押したくなってしまう人物たちのやりとりが面白おかしく描かれたところを、みたことがあります。
それは核爆弾のスイッチだったりしまして――
そのことは全員がわかっているのですが――
それでも無性に押したくなってしまう、という筋でした。
最後のオチはどうでしたかね。
よく覚えていませんが――
たしか、誰かが押すんじゃなかったかな。
「押すな」って、書いてあるのにね。
でも、その気持ち――
全然、ひと事じゃありません。