マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

よめない、よまない

 いわゆる「KY」には、2種類あると思いますね。

 ――空気よめない。

 と、

 ――空気よまない。

 とです。

「よめない」のは能力や感性の問題ですから、これをあげつらうことは、一般的には慎んだほうが無難でしょう。
 が、「よまない」のは意志や意識の問題ですから、非難に値するでしょう。

 いわゆる「KY上司」が「よまない人」であれば、できる限り関わりをもたないように努め、保身を第一に考えてよいと思います。
 一方、「よめない人」であれば、そういう人を安易に見捨てずに、何とか巧く補佐をしていくのがよいでしょう。
 もっとも、そういう人材を管理職に据えた者(KY上司の上司)の責任は、厳しく問われるべきですが――(笑

 何がいいたいのかといいますと――
 諸悪の根源は「空気よまない」であって「空気よめない」ではないですよね。

 つまり、「KY」とは、

 ――空気をよもうと思ったらよめるのに、よまない人

 のことだと考えたほうがいいんじゃないでしょうか。