本当の教育は、知識の授受ではなく――
技術の授受でしょう。
物事を考える技術の供与・獲得です。
例えば、問題をたくさん覚えさせ、それら問題への答えを全て覚えさせるのが教育なのではなく――
問題の立て方を覚えさせる――
そして――
それら問題への答えの導き方を覚えさせる――
だから――
教育では、本来、答えを教えてはいけないことになります。
とはいえ――
問題の立て方や答えの導き方を覚えるには――
まず、どんなものが問題であり、かつ、その答えがどんなもであるかを、知っておく必要がありますね。
完璧に知っておく必要がある――
そのために、問題を覚え、答えを覚えるのは、全く悪くありません。
いわゆる「詰め込み教育」も、本当の教育の下準備としては、大変に重要です。
あくまで「下準備」ではあるのですが……。