生きる喜びが、多くの人たちによって忘れられている気がしています。
それは、僕自身も含めて――です。
生きることの面白さ、生きることへの意欲、生き甲斐――
そういったものが、失われている――
ただし――
救いは、そうしたものが失われていることを多くの人たちが自覚しているらしいことです。
いわゆる高度経済成長期の日本人は、そういったものをもっていたと思いますが――
では、もっていることをハッキリと自覚していた人たちが、どれくらい多くいたかは、ちょっと疑問なのです。
平成の世の中では、多くの人たちが、そういったものを失っているようにみえます。
そして、そのことを多くの人たちが自覚しているようにみえる――
どちらがいいのでしょうね。
もっていることを自覚しないままにもっているのがいいのか――
もってはいないけれども、それを自覚しているのがいいのか――
どちらも同じかな。