組織の指導者は――
どうしても理想を掲げたがるものです。
一方――
組織の構成員は――
とりあえず現実に基づきたがる――
ですから――
組織は、つねに理想と現実との狭間の中で揺れ動くものですが――
この「揺れ動き」が指導者と構成員との綱引きになってしまっては――
組織は瓦解します。
が――
理想を掲げる指導者も現実に基づく構成員も、ともに理想と現実との狭間で揺れ動くような組織は強靭です――そう簡単には瓦解しない――
むしろ――
指導者の「揺れ動き」と構成員の「揺れ動き」とが共鳴すれば、組織は――
ときに、計り知れない力を発揮すると思うのです。