マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

母語を使うときの意地

 英語を使っていると――
 日本語を工夫する面白さに気づきます。

 僕は、英語は母語ではありませんから――
 使うときは、どうしても不自由です。

(とにかく、まずは伝わればいいや)
 と思ってしまいがちです。

 それで、とくに悪びれることもないのですが――

 そういう体験を重ねていくと――
 日本語を使うときに、
(待てよ?)
 と思うのです。

(たしかに、これでも十分に伝わると思うけれど、もう少し工夫してみるか)
 と――

(もう少し洒落っ気を出してみるか)
 と――

 それは――
 たぶん母語を使うときの意地なのでしょうね。