本当の意味での休息は――
ただ体を休めるだけでは十分でなく、
――ああ~、ヒマだ。何もやることがないよ。
と実感することが――
何よりも必要なのではないでしょうか。
短時間で効率よく体を休めただけでは、心までは休まらない――「とても退屈だ」と心の底から感じられない限り、心は休まらない――
そう思います。
小学生の頃の夏休みを思い出します。
宿題に追われる時期は別として――
基本的には、何もやることがない――毎日、基本的には家にいてよい――
(こんな日が、まだあと何日も続くわけ? うへ~)
と思ったことを――
今も鮮明に覚えています。
(早く学校に行きたいよ)
と――
そう思ったときには――
たしかに心の休息が済んでいたわけです。
僕は、小学生の夏休みの最大の課題は――
この「心の休息」の体感ではないかと思っています。
中学生以降では、なかなか体感できませんからね。