マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

理想的なオモチャ

 オモチャを誰かに与えられて遊ぶのと――
 オモチャを自分で探して――あるいは、自分で作って――遊ぶのとでは――
“遊び”の度合いが違うように思います。

 オモチャを与えられる時のほうが、オモチャを探したり作ったりする時と比べて、“遊び”の度合いが低くなるように思うのです。

 与えられたオモチャで遊ぶ場合は――
 どうしても、

 ――与えられた課題をこなしている。

 という感覚が残るのではないでしょうか。

 この感覚は――
 仕事や勉強に取り組む時の感覚に、よく似ています。

 なので――
 もっとも“遊び”の度合いの高いオモチャというのは、

 ――自分自身でオモチャを探す過程

 あるいは、

 ――自分自身でオモチャを作る過程

 をも取り込んだオモチャである、と――
 僕は考えています。

“遊び”の度合いという観点からいうと――
 そういうオモチャこそが、

 ――理想的

 といえます。