マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

創作におけるプロとアマとの境界

 ――創作のバランス

 について――

 3日前および2日前の『道草日記』で述べました。

 

 ――創作のバランス

 というのは――

 突き詰めて考えれば、

 ――その創作が、娯楽として受け入れられ、気軽に楽しまれるために施される様々な工夫

 のことです。

 

 ――創作のバランス

 が、とれていれば――

 その創作を楽しもうとする人は、厄介なことを気にしたり、面倒くさいことを考えたりせずに、心から楽しめるのです。

 

 ――創作のバランス

 が、とれていなければ――

 その創作を楽しもうとする人は、何かと厄介なことに気づいたり、面倒くさいことを考えたりして、心からは楽しめないのです。

 

 ――創作のバランス

 のことを、創作のプロが最も気にするのは――

 至極当然のことといえるでしょう。

 

 その、

 ――創作のバランス

 を乱すのが、

 ――外連

 であり、

 ――ケレン味

 である、と――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 

 つまり、

 ――外連

 や、

 ――ケレン味

 は、創作のプロが最も気にすることをあえて乱すことによって、もたらされるのです。

 

 いわば、

 ――創作におけるアマチュア的な発想

 が、

 ――外連

 や、

 ――ケレン味

 をもたらしている――

 といえます。

 

 もちろん――

 創作のプロが、

 ――外連

 や、

 ――ケレン味

 をもたらそうとすることは、いくらでもあって――

 

 そのようなときには――

 たとえ、創作のプロであっても――

 あえて、

 ――創作におけるアマチュア的な発想

 に基づき、

 ――創作のバランス

 を乱すのです。

 

 ――創作のバランス

 という概念を踏まえた上で、

 ――外連

 や、

 ――ケレン味

 を考えたなら――

 

 ――プロ

 と、

 ――アマ

 との境界は――

 そんなに明瞭ではなくなります。