マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「SDGs」は使わないように心がけよう

 ――Sustainable Development Goals

 という英語に、

 ――持続可能な開発目標

 という日本語が当てられたのは失敗ではなかったか――

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 ――耐久開発目標

 あるいは、

 ――持久開発目標

 あるいは、

 ――恒久開発目標

 がよかった、と――

 

 ……

 

 ……

 

 要するに、

 ――Sustainable Development Goals

 という英語に、

 ――持続可能な開発目標

 という日本語を当てると――

 この言葉が、

 ――開発目標の一種

 という意味であることが忘れられやすくなる――

 ということです。

 

 さらに悪いことに――

 英語の「Sustainable Development Goals」は、よく、

 ――SDGs

 と省略をされます。

 

 英語を母語とする人たちや、英語に精通をしている人たちは、

 ――SDGs

 の「DGs」が、

 ――Development Goals

 の「DGs」であることをそんなには忘れないようですが――

 

 僕は、よく忘れます。

 

 とくに――

 日本語の中で使われている「SDGs」についていえば――

 例えば、

 ――SDGsは、地球上から貧困をなくし、地球を守り、地球上の全ての人たちに平和な繁栄をもたらします。

 といったような調子ですから――

 まるで、

 ――人類博愛思想

 といった意味の言葉に思えてくるのですね。

 

 そうではありません。

 

 ――SDGs

  は、

 ――開発目標の一種

 です。

 

 既述の通り――

 僕は、

 ――Sustainable Development Goals

 という英語に、

 ――持続可能な開発目標

 という日本語を当てることには反対なのですが――

 その前に、

 ――せめて日本語の中では「SDGs」という略称を使わないように心がけていこう。

 と思っております。