マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

人は、有機物の個体に拘っている限り、次の段階には進めない

 ――地球上を自在に動ける状態

 ――太陽系を自在に動ける状態

 ――銀河系を自在に動ける状態

 の3つの“状態”は、それぞれ、

 ――カルダシェフの尺度(Kardashev scale)

 が示す3つの段階――つまり、

 ――「地球文明」の段階

 ――「太陽文明」の段階

 ――「銀河文明」の段階

 に相当をする――

 ということを、5月28日の『道草日記』で述べました。

 

 より詳しく述べれば、

 ――カルダシェフの尺度

 の3つの段階、


 1.惑星の表面で得られるエネルギーの全てを用いうる段階

 2.恒星が放射をしているエネルギーの全てを用いうる段階

 3.銀河が内蔵をしているエネルギーの全てを用いうる段階

 

 と、

 ――地球上を自在に動ける状態

 ――太陽系を自在に動ける状態

 ――銀河系を自在に動ける状態

 とは――

 次のような関係にあると思っています。

 

 つまり、

 1.「地球文明」の段階:“地球上を自在に動ける状態”の段階から、“地球の表面で得られるエネルギーの全てを用いうる段階”まで

 2.「太陽文明」の段階:“太陽系を自在に動ける状態”の段階から、“太陽が放射をしているエネルギーの全てを用いうる段階”まで

 3.「銀河文明」の段階:“銀河系の自在に動ける状態”の段階から、“銀河が内蔵をしているエネルギーの全てを用いうる段階”まで

 です。

 

 21世紀序盤の現在――

 人は“1の段階”にあります。

 

 では――

 いつ“2の段階”へ進めるかというと――

 きのうまでの『道草日記』で述べたきたことを前提とするならば、

 ―― 300 ~ 10,000 年後

 です。

 

 では――

 いつ“3の段階”へ進めるかというと――

 きのうまでの『道草日記』で述べてきたことを前提とするならば、

 ―― 1 億 ~ 3 億年後

 です。

 

 ただし――

 これらは、人が有機物の個体を捨て、無機物の個体を拾う場合に限ります。

 

 有機物の個体に拘っている限り――

 人は、おそらくは永遠に――宇宙それ自体が寿命を迎えるまで――“1の段階”にとどまっているはずです。

 

 きのうまでの『道草日記』で、僕が延々と述べていたことの主旨は――

 実は――

 これです。