この宇宙には、人以外の知的生命体による文明が、おそらくは数多く存在をしていて――
それら文明のうち――
僕らより 300 ～ 10,000 年くらい進んでいる文明は、無機物の個体を手に入れた上で、“カルダシェフの尺度（Kardashev scale）”の拡充版でいうところの“太陽文明”を築き上げていて――
僕らより 1 憶 ～ 3 億年くらい進んでいる文明は、自我の統一を果たした上で、“カルダシェフの尺度”の拡充版でいうところの“銀河文明”を築き上げている――
ということを、きのうの『道草日記』で述べました。
ここで見逃せないことは――
それら文明を築き上げている知的生命体の“寿命の長さ”です。
僕らより 300 ～ 10,000 年くらい進んでいる文明――つまり、“太陽文明”――を営んでいる知的生命体や――
僕らより 1 憶 ～ 3 億年くらい進んでいる文明――つまり、“銀河文明”――を営んでいる知的生命体は――
いったい、どれくらいの“寿命の長さ”を享（う）けているのか――
……
……
6月1日の『道草日記』で述べたように――
無機物の個体を手に入れた場合には、
――“寿命の長さ”は、1 万 ～ 3 万年の“時間の経過”で 10,000 倍になる。
と考えられます。
よって――
僕らの“寿命の長さ”を、
―― 30 ～ 100 年
と見積もれば――
僕らより 300 ～ 10,000 年くらい進んでいる“太陽文明”では、“寿命の長さ”は、
―― 1 万 ～ 100 万年
であり――
僕らより 1 憶 ～ 3 億年くらい進んでいる“銀河文明”では、“寿命の長さ”は、
―― 30 億 ～ 100 億年
である――
と考えられます。
これら“寿命の長さ”は――
僕らの常識では、とうてい考えられない長さですよね。
それゆえに――
しばしば、
――カルダシェフの尺度
については――
以下のような主張がなされます。
――“カルダシェフの尺度”の３つの段階から、“地球文明”や“太陽文明”や“銀河文明”といった文明の進展の段階を思い描くことはできる。が、それら文明を築き上げる知的生命体が、我々によって「生命」とみなされうるのは、せいぜい“太陽文明”の中途くらいまでであろう。“銀河文明”を築き上げる知的生命体は、少なくとも我々によっては、とうてい「生命」とはみなされえないであろう。
と――
……
……
僕も――
（まったく、その通り――）
と考えます。
