マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

彼らは“神”ではない

 ――“地球文明”にとどまっている僕らは、“銀河文明”を築き上げた知的生命体とは決して出会えないが、“銀河文明”を築き上げた知的生命体が、“地球文明”にとどまっている僕らに出会うことは、おそらくは容易である。

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 ここでいう「彼ら」とは――

 この5日間ほどの『道草日記』で繰り返し述べているように、

 ――無機物の個体をもち、その生態は単数の自我で統一をされていて、“移動の速さ”は光速に等しく、“寿命の長さ”は 30 億 ~ 100 億年くらいの知的生命体

 です。

 

 あるいは――

 僕なりのいい方をすれば、

 6月4日の『道草日記』で述べたように、

 ――個体の次元で“汎症根治(はんしょうこんち)”や“不老不死”を成し遂げていて、生態の次元で“汎憂根絶(はんゆうこんぜつ)”や“不衰不滅(ふすいふめつ)”を成し遂げている知的生命体

 となります。

 

 このような知的生命体を――

 人によっては、

 ――神

 と呼ぶのかもしれませんが――

 彼らは決して全知全能ではなく、また、複数の個体から構成をされる生態として世界に存在をし、“移動の速さ”にも“寿命の長さ”にも限りがあるという意味で――

 僕らと何ら変わりはないのです。

 

 もちろん――

 

 僕らと比べたら――

 この世界のことに桁違いに詳しく精通をしていて――

 この世界において、桁違いに様々なことを行えるはずですが――

 

 この世界のあらゆることに精通をしているわけではなく――

 この世界において、あらゆることを行えるわけではない――

 という意味で――

 

 彼らは、

 ――神

 ではありません。

 

 たんに、

 ――僕らより 1 億 ~ 3 億年以上、先を進んでいる知的生命体

 というだけのことです。