マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

人以外の知的生命体による文明は?

 ――カルダシェフの尺度(Kardashev scale)

 の3つの段階、

 

 1.惑星の表面で得られるエネルギーの全てを用いうる段階

 2.恒星が放射をしているエネルギーの全てを用いうる段階

 3.銀河が内蔵をしているエネルギーの全てを用いうる段階

 

 および――

 それらの拡充版である3つの段階、

 

 1.「地球文明」の段階:“地球上を自在に動ける状態”の段階から、“地球の表面で得られるエネルギーの全てを用いうる段階”まで

 2.「太陽文明」の段階:“太陽系を自在に動ける状態”の段階から、“太陽が放射をしているエネルギーの全てを用いうる段階”まで

 3.「銀河文明」の段階:“銀河系の自在に動ける状態”の段階から、“銀河が内蔵をしているエネルギーの全てを用いうる段階”まで

 

 について――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 

 人が――

 “太陽文明”を築き上げるのは、

 ―― 300 ~ 10,000 年後

 であり――

 “銀河文明”を築き上げるのは、

 ―― 1 憶 ~ 3 億年後

 であろう――

 ということも、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 一方――

 5月23日の『道草日記』では――

 人が、個体を有機物から無機物に作り換えることで――

 僕のいう、

 ――汎症根治(はんしょうこんち)

 や、

 ――不老不死

 を成し遂げるのは、

 ――カルダシェフの尺度

 の“2の段階”に至る過程――つまり、

 ――「太陽文明」の段階

 であり――

 人が、単数の自我からなる生態を作り上げることで――

 僕のいう、

 ――汎憂根絶(はんゆうこんぜつ)

 や、

 ――不衰不滅(ふすいふめつ)

 を成し遂げるのは、

 ――カルダシェフの尺度

 の“3の段階”に至る過程――つまり、

 ――「銀河文明」の段階

 である――

 とも述べています。

 

 つまり――

 人が、個体を有機物から無機物に作り換えるのは、

 ―― 300 ~ 10,000 年後

 であり――

 人が、単数の自我からなる生態を作り上げるのは、

 ―― 1 憶 ~ 3 億年後

 であろう――

 ということです。

 

 これらのことを――

 もう少し、わかりやすくいいかえると――

 

 この宇宙には、人以外の知的生命体による文明が、おそらくは数多く存在をしていて――

 それら文明のうち――

 僕らより 300 ~ 10,000 年くらい進んでいる文明は、無機物の個体を手に入れた上で、“カルダシェフの尺度”の拡充版でいうところの“太陽文明”を築き上げていて――

 僕らより 1 憶 ~ 3 億年くらい進んでいる文明は、自我の統一を果たした上で、“カルダシェフの尺度”の拡充版でいうところの“銀河文明”を築き上げている――

 

 となります。