マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

生命は、エネルギーの散逸の様態が特定の条件をみたすときに、誕生をする

 ――暗黒エネルギー(dark energy)が宇宙に膨張をもたらしているために、生命は誕生をした。

 ということを、おとといの『道草日記』で述べました。

 

 この主張は、

 ――生命は散逸構造の1つである。

 ということを前提としています。

 

 ――散逸構造

 とは――

 2016年8月24日の『道草日記』で述べたように、

 ――エネルギーの流れが吹きぬくところに発生をする構造

 です。

 

 この構造は――

 少なくとも見かけ上は――

 物質によって構成をされています。

 

 もう少し厳密にいえば、

 ――空間に存在をしている物質

 です。

 

 一方、

 ――エネルギーの流れ

 とは何か――

 

 ……

 

 ……

 

 少し質問を変えると――

 

 ――ここでいう「エネルギー」は、いったい、どこを流れているのか。

 となります。

 

 ……

 

 ……

 

 その答えは――

 ごく簡単にいってしまえば、

 ――空間および空間に存在をしている物質を流れている。

 です。

 

 では、

 ――なぜエネルギーは流れるのか。

 

 いいかえれば、

 ――なぜエネルギーは空間を流れたり、空間に存在をしている物質を流れたりするのか。

 

 ……

 

 ……

 

 それは、

 ――宇宙が膨張をしているから――

 でしょう。

 

 ――空間

 とは――

 要するに、

 ――宇宙

 のことです。

 

 宇宙が膨張をしているということは、宇宙の空間が広がっているということです。

 

 空間が広がっていれば――

 エネルギーは、

 ――流れる。

 はずです。

 

 もっといえば、

 ――散り逸れながら流れる――散逸をする。

 

 現代物理学は――

 宇宙の膨張の原因を、

 ――暗黒エネルギー

 に求めています。

 

 それゆえに、

 ――暗黒エネルギーが宇宙に膨張をさせている結果、空間にエネルギーが流れ、その空間に存在をしている物質にもエネルギーが流れる。そのようにして流れているエネルギーは(空間が広がっているために)必然的に散逸をする。その散逸の様態が特定の条件を満たすときに、生命は誕生をする。

 と考えられます。