マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

生命の誕生が本当に1回だけであったとしても、何ら不思議はない

 ――生命は、エネルギーの散逸の様態が特定の条件をみたすときに、誕生をする。

 との推測を、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 ここでいう、

 ――エネルギーの散逸の様態

 は、主に2つの要因によって規定をされうると考えられます。

 

 1つは、

 ――空間におけるエネルギーの散逸の勢い

 で、もう1つは、

 ――空間に存在をしている物質の密度

 です。

 

 ここで――

 これら2つの要因と生命の誕生との関係を考えてみましょう。

 

 つまり、

 ――空間におけるエネルギーの散逸の勢い

 が、どうであれば、生命は誕生をしやすいのか――

 そして、

 ――空間に存在をしている物質の密度

 は、どうであれば、生命は誕生をしやすいのか――

 

 ……

 

 ……

 

 今は――

 あえて物凄く簡単に考えたいと思います。

 

 つまり、

 ――空間におけるエネルギーの散逸の勢い

 が強ければ強いほどに、生命は誕生をしやすく、

 ――空間に存在をしている物質の密度

 が高ければ高いほどに、生命は誕生をしやすい――

 と考えます。

 

 そうしますと――

 生命は、

 ――空間におけるエネルギーの散逸の勢い

 の観点からは――

 宇宙が膨張をすればするほどに、誕生をしやすくなります。

 

 一方、

 ――空間に存在をしている物質の密度

 の観点からは――

 宇宙が膨張をすればするほどに、誕生をしにくくなる――

 

 ということは――

 生命は――

 宇宙が、ある程度、膨張をしたところで、もっとも誕生をしやすくなるのではないか――

 

 ……

 

 ……

 

 2019年4月21日の『道草日記』や、2021年8月24日の『道草日記』で――

 僕は、

 ――生命の誕生は本当に1回だけであったのか。

 の問いに触れました。

 

 この問いに、

 ――生命は、エネルギーの散逸の様態が特定の条件をみたすときに、誕生をする。

 との推測を交えて答えるならば――

 以下のようになります。

 

 ――生命は、空間におけるエネルギーの散逸の勢いが弱すぎず、かつ空間に存在をしている物質の密度が低すぎなかった時期に――おそらくは、ごく短期間のうちに――誕生をした。

 

 つまり、

 ――生命の誕生が本当に1回だけであったとしても、何ら不思議はない。

 ということです。