――掛(か)け算から始まっている算数・数学
である、
・、 /、 ◇、 ▢、 〇
/・、//、/◇、/▢、/〇
◇・、◇/、◇◇、◇▢、◇〇
▢・、▢/、▢◇、▢▢、▢〇
:
:
は、“/・進法(しんほう)”であり、
/◇
は、
◇ × /・
と表される――
と、おととい、のべました。
これは、
――掛け算から始まっている算数・数学
ですから――
たしかに、掛け算だけが使われていますね。
ところで――
――足し算から始まっている算数・数学
では――
例えば、
25
くらいの数なら、足し算だけで十分に表すことができましたが――
55
や、
125
といった「25」よりも大きな数を表すときは――
足し算だけでは大変で――
掛け算も使わざるをえなくなることは――
きのう、のべた通りです。
同じようなことが、
――掛け算から始まっている算数・数学
でもいえます。
/◇
くらいの数なら、掛け算だけで十分に表すことができるのですが――
〇◇
や、
/〇◇
といった「/◇」よりも大きな数を表すときは――
掛け算だけでは大変で――
足し算も使わざるをえなくなります。
〇◇
は、
〇・ × ◇
であり、
〇・
は、
/・ × /・ × /・ × /・
であるから、
〇◇
は、
/・ × /・ × /・ × /・ × ◇
です。
掛け算は順番を自由にかえられるので、
◇ × /・ × /・ × /・ × /・
となります。
また、
/〇◇
は、
/〇・ × ◇
であり、
/〇・
は、
/・・ × 〇・
であり――
/・・
は、
/・ × /・ × /・ × /・ × /・
であり、
〇・
は、
/・ × /・ × /・ × /・
であるから――
/〇・
は、
(/・ × /・ × /・ × /・ × /・)×(/・ × /・ × /・ × /・)
つまり、
/・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・
であり、
/〇◇
は、
/・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × ◇
つまり、
◇ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・
です。
ここで、
/・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・
の部分は、「/・」が 9 回も掛けられていることを表しています。
9
というのは、
――掛け算から始まっている算数・数学
では、
▢
に、
・
を足した数ですから――
そのような、
――足し算
という方法をあみだすことによって、
/・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・ × /・
を、
/・ Λ(▢ + ・)
と表すことができます。
つまり、
/〇◇
は、
――足し算
のおかげで、
◇ × /・Λ(▢ + ・)
と短く表すことができるのです。
『10 歳の頃の貴方へ――』