マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

光・音・風:一番おろそかにされやすいのは?

 バランスのとれたコミュニケーションができるようになるには――

 ひたすらコミュニケーションを重ね、とにかく経験(けいけん)を積むことが必要である――

 と、きのう、のべました。

 

 そうしないと――

 なかなか、

 ――光――言葉の意味

 ――音――人の気持ち

 ――風――数や形に関わる情報(じょうほう)

 の3つをバランスよく混(ま)ぜたコミュニケーションができるようにはならない――

 ということです。

 

 ……

 

 ……

 

 ここで――

 あらためて注意をしなければならないことをのべておくと――

 

 いくら、

 ――光――言葉の意味

 ――音――人の気持ち

 ――風――数や形に関わる情報

 の3つをバランスよく――

 といったところで――

 

 これら3つの扱(あつか)い方をきちんと3つとも知っていなければ、

 ――光――言葉の意味

 ――音――人の気持ち

 ――風――数や形に関わる情報

 の3つをバランスよく混ぜたコミュニケーションができるようにはならない――

 ということです。

 

 当たり前のことですね。

 

 当たり前のことであるがゆえに――

 このことが、ものすごく大切なのです。

 

 ……

 

 ……

 

 ――光――言葉の意味

 と、

 ――音――人の気持ち

 と、

 ――風――数や形に関わる情報

 と――

 

 これら3つの中で――

 一番おろそかにされやすいのは――

 

 どれでしょうか。

 

 みなさん、わかります?

 

 ……

 

 ……

 

 そうです。

 

 ――風――数や形に関わる情報

 です。

 

 ……

 

 ……

 

 では――

 次に、おろそかにされやすいのは?

 

 ……

 

 ……

 

 そうです。

 

 ――音――人の気持ち

 です。

 

 ……

 

 ……

 

 面白いことに――

 

 ――光――言葉の意味

 が、おろそかにされることは――

 そんなには、ありません。

 

 少なくとも――

 ふつうに学校へ通い、ふつうに授業をきけ、ふつうに卒業ができそうな人なら、

 ――光――言葉の意味

 をおろそかにするようなことは、まず、ないのです。

 

 なぜかというと――

 

 学校というところは、

 ――光――言葉の意味

 を教えることに、ものすごく力を入れるからです。

 

 そのようなところに、なじめそうな人なら、

 ――光――言葉の意味

 の扱い方がわからなくなる――

 ということは、まず起こりえません。

 

 が、

 ――音――人の気持ち

 や、

 ――風――数や形に関わる情報

 の扱い方については、ちがいます。

 

 ふつうに学校へ通っているだけでは――

 うっかり扱い方がわからなくなる――

 ということがありえるのです。

 

 よって――

 注意が必要です。

 

 ……

 

 ……

 

 つづきは、あす――

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』