マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

コミュニケーションは“窓”でする

 コミュニケーションの経験(けいけん)をいっぱい積んで――

 ときに大きな失敗をして痛(いた)い目にあえば――

 算数・数学では学べないことを大いに学ぶことができる――

 と、きのう、のべました。

 

 ――コミュニケーション

 というのは、英語の、

 ――Communication

 という言葉のことで――

 

 日本語では、

 ――意思の疎通(そつう)

 などといわれたりもするのですが――

 

 ピッタリと当てはまる日本語が見当たらないので――

 カタカナ語で、

 ――コミュニケーション

 といわれることが多くあります。

 

 ――意思の疎通

 の、

 ――意思

 というのは、

 ――感じていることや考えていること

 です。

 

 ――気持ち

 と、だいたい同じです。

 

 また、

 ――疎通

 というのは、

 ――ふさがっている物事をよく通すようにすること

 です。

 

 よって、

 ――意思の疎通

 というのは、

 ――人と人との間で感じていることや考えていることをよく通すようにすること

 ですね。

 

 さらに、かみくだいていえば、

 ――わかりあうこと

 です。

 

 ……

 

 ……

 

 では――

 

 コミュニケーションの経験をいっぱい積んで――

 ときに大きな失敗をして痛い目にあえば――

 算数・数学では学べないことを大いに学ぶことができる――

 というのは――

 いったい、どういうことでしょうか。

 

 ……

 

 ……

 

 実は――

 ここでも、

 ――算数・数学

 は、脳(のう)にとって、

 ――窓(まど)

 である――

 という喩(たと)えが大切になってきます。

 

 はじめに、もっとも大切な基本(きほん)をいえば――

 

 ――コミュニケーションは“窓”でするもの――

 です。

 

 ――窓

 は、少なくとも、

 ――光

 ――音

 ――風

 の3つを通します。

 

 ――光

 とは――

 12月23日に、のべたように、

 ――言葉の意味

 の喩えです。

 

 ――音

 とは――

 12月21日に、のべたように、

 ――人の気持ち

 の喩えです。

 

 ――風

 とは――

 12月8日に、のべたように、

 ――数や形に関わる情報(じょうほう)

 の喩えです。

 

 ――コミュニケーションは“窓”でする。

 というのは――

 要するに、

 ――コミュニケーションは、“光”だけでも、“音”だけでも、“風”だけでもダメである。

 ということです。

 

 ――光

 ――音

 ――風

 の3つをすべて使ってしなければ――

 人は、本当の意味で、

 ――わかりあうこと

 は、できません。

 

 ところが――

 

 ……

 

 ……

 

 つづきは、あす――

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』