マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

光:それは何の喩えか

 脳(のう)にとって、

 ――算数・数学

 が、

 ――窓(まど)

 であるならば――

 

 ――音楽

 は、

 ――伝音装置(でんおんそうち)

 であり、

 ――体育

 は、

 ――通風装置(つうふうそうち)

 である――

 と、12月19日に、のべました。

 

 この喩(たと)えで大切なのは――

 結局のところ、

 ――窓

 や、

 ――伝音装置

 や、

 ――通風装置

 は何を通し、何を伝えているのか――

 ということです。

 

 ――通風装置

 が通すのは、

 ――風

 であり――

 これは――

 12月8日に、のべたように――

 ――数や形に関わる情報(じょうほう)

 の喩えです。

 

 一方、

 ――伝音装置

 が伝えるのは、

 ――音

 であり――

 これは――

 12月21日に、のべたように――

 ――人の気持ち

 の喩えです。

 

 では

 ――窓

 が通し、伝えているものは何か――

 

 ……

 

 ……

 

 ――窓

 は、

 ――風

 を通すし、

 ――音

 も伝えています。

 

 が、

 ――通風装置

 のように、きっちりと、

 ――風

 を通すことはできず―― 

 また、

 ――伝音装置

 のように、きっちりと、

 ――音

 を伝えることもできません。

 

 ――通風装置

 や、

 ――伝音装置

 には及(およ)ばないけれども――

 それなりに、

 ――風

 を通し、

 ――音

 を伝えている――

 ということです。

 

 では――

 ほかに、

 ――窓

 は何を通しているのか――

 

 ……

 

 ……

 

 ――光

 です。

 

 ――窓

 は、

 ――風

 や、

 ――音

 とともに、

 ――光

 を通しています。

 

 ――光

 を通しているから――

 ぼくらは、

 ――窓

 の向こう側が、よくみえるのですね。

 

 では――

 この、

 ――光

 は何の喩えか――

 

 ……

 

 ……

 

 ――風

 が、

 ――数や形の関わる情報

 であり、

 ――音

 が、

 ――人の気持ち

 であるならば――

 

 ――光

 は何を表しているのか――

 

 ……

 

 ……

 

 つづきは、あす――

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』