マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“算数・数学”と“体育”とで何が違うのか

 ――風――数や形に関わる情報(じょうほう)

 を上手に扱(あつか)えるようになろうと思ったら――

 学校の外で頑張(がんば)る必要がある――

 と、きのう、のべました。

 

 そして――

 その点は、

 ――算数・数学

 と、

 ――体育

 とで、まったく同じである、と――

 

 ……

 

 ……

 

 では、

 ――算数・数学

 と、

 ――体育

 とで何が違(ちが)うのかというと――

 

 実際(じっさい)に、

 ――数や形に関わる情報

 を扱っているときに――

 何について意識(いしき)をしているのか――

 という点が違います。

 

 ――算数・数学

 では、

 ――数や形

 について、意識をしています。

 

 それも――

 かなり、

 ――はっきりと――

 意識をしています。

 

 これに対し、

 ――体育

 では、

 ――体の動き

 について、意識をしています。

 

 が――

 その意識の仕方は――

 少し違います。

 

 ――体育

 では、

 ――体の動き

 について――

 

 ――算数・数学

 で、

 ――数や形

 について、かなりはっきりと意識をするようには――

 意識をしていません。

 

 わりと、

 ――ぼんやりと――

 意識をしています。

 

 そのように、

 ――体の動き

 について、ぼんやりと意識をすることを通して――

 

 実は、

 ――体育

 でも、

 ――数や形

 を無意識(むいしき)に扱っている――

 

 ということは――

 2023年12月28日に、のべた通りです。

 

 では――

 

 逆(ぎゃく)に、

 ――算数・数学

 で、

 ――体の動き

 について意識をすることがあるのかというと――

 

 それは、

 ――ほとんどない。

 といってよいでしょう。

 

 ただし――

 

 無意識に、

 ――体の動き

 を扱っている――

 とはいえます。

 

 実は、

 ――算数・数学

 では、

 ――数や形

 を扱っているときに、

 ――鉛筆(えんぴつ)をもっている手が勝手に動いて、なぜか答えを出せてしまった。

 ということが、ときどきあるのですね。

 

 この先――

 あなたが算数・数学の勉強を一生けん命にやっていけば――

 そういう体験をいつかすることになるでしょう。

 

 そのとき――

 あなたは、

 ――体の動き

 を無意識に扱うことで、

 ――数や形

 を扱っている――

 といえます。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』