マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

雪景色は醜いもの

 今日の仙台は、朝から吹雪いていたようです。
「吹雪く」というと大袈裟ですが、粉雪が降り続け、風に舞っていたことは確かです。

 その様子を目の当たりにし、思わず、
(うへ~!)
 と、天を仰ぎました。

 ここ1、2週間は雪がなく、快適な生活だったのに、今日から不便な生活に逆戻りです。
 交通が乱れる、歩くのは大変、などなど――

 雪景色を恨めしく思います。

 ところが――
 同じ雪景色をみて、
「Beautiful!」
 と嘆息する人もいます。
 アメリカのジョージア州出身のケイさん(Kay)です。
 僕より10歳近く年下の男性です。

 雪が珍しいのだといいます。

 ――だから、美しく感じる。

 とも、いっていました。
 ケイさんは、仙台にきて初めての冬です。

 童心に帰れるのが、いいのかもしれません。

 ――今日は仕事帰りに公園で雪だるま(Snowman)を作って遊ぶかもしれない。

 といっていました。

 やはり、アメリカのカリフォルニア州出身の友人を誘うつもりだそうで――
 カリフォルニアも雪とは縁遠そうですね。

 僕にとって、雪景色は美しいどころか醜いものです。
 同じ景色をみても、美醜が正反対に割れる――美に絶対的な基準はないのでしょうね。

 かくいう僕も――
 雪景色を、遠くからみているだけなら、美しいと感じます。

 美の基準は、主観的で身勝手なものでもあるようです。