マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

いくらでもやり直すことはできるけれども

 人が道を踏み外すのは簡単です。
 ちょっとしたことで、世間から誹られるようになる――

 が――
 一度、踏み外したら、もう終わりということではありませんよね。
 いくらでもやり直すことはできる――

 ただし、やり直すにしても――
 なぜ一度は道を踏み外したのか――
 そこを理解し、意識し、受容しなければ、ふたたび道を踏み外すことでしょう。

 人は同じ過ちを繰り返しやすいのです。

 自分は、なぜ一度は道を踏み外したのか――
 そこを理解しないことには、同じ過ちを繰り返します。

 もちろん――
 そこを理解し、意識し、受容しようとすることには、相応の痛みを伴います。

 もしかしたら、絶望してしまうかもしれない――

 が――
 この絶望を克服することこそが、道を踏み外したことの最大の償いです。

 それは、世間から誹られ続けることよりも、おそらくは苦しいことでしょう。
 誹られ続けるほうが、少しは楽でしょう。
 だって、

 ――私は正しい。世間が間違っている。

 と思い込めばよいのですから――

 それでは、いつまでたっても同じことの繰り返しですね。