――色気は、配偶者の不倫を防ぐのに必要か。
と問われれば――
答えは、
――否
でしょう。
少なくとも、この国では――
不倫というのは、結局は、
――重婚の禁
の法規を守るか守らないかの意志の問題――継続的で意識的な意図の保持が可能か不可能かの問題――であって――
配偶者の色気の有無や程度とは、直接的には関係がないからです。
配偶者に――
たとえ、どんなに強烈な色気を感じていたとしても――
あるいは、どんなに甘美な色気を感じていたとしても――
そうした色気の感覚とは無関係に、不倫をする人は、不倫を実行に移すでしょう。
よって――
配偶者の不倫を防ぐには――
常に法規を意識し、それを遵守するように地道に働きかけていくことが必要であり――
たぶん、それ以外に有効な方法を見いだせません。
では――
浮気は、どうなのか――
不義ではあるけれども、「不倫」とまではいえないような浮気は――
どうなのか――
要するに、
――色気は、配偶者や恋人の浮気を防ぐのに必要か。
という問いでは、どうなのか――
ということですね。
その答えは――
……
……
う~ん。
……
……
ちょっと難しい――
……
……
もう少し考えさせて下さい(苦笑