――自分のことを好きになるには、恐れずに、自分と他者とを比べることだ。
ということを――
きのうの『道草日記』で述べました。
……
……
その際は――
当然ながら、
――劣等感
や、
――優越感
からは自由でいる必要があります。
自分と他者とを比べて、
――私はダメだ。
とか、
――俺はスゴいんだ。
とかと思うのは――
自分のことを好きになる上では――
何の役にも立ちません。
「私はダメだ」と思えば、自分のことがイヤになりますし――
「俺はスゴいんだ」と思えば、どこまでも自惚(うぬぼ)れます。
では――
自分と他者とを比べるときは――
何を思うようにすればよいのか――
……
……
自分と他者とを比べるときは――
純粋に、
――異同
をみるに限ります。
――ああ、あそこは、まったく同じだ。
とか、
――う~む。ここは、かなり異なるな。
とか――
その異同をみることで――
自分に対する分析が始まり――
自分に対する関心が芽生え――
ひいては――
自分のことが好きになり始めるのです。
留意点は、
――異同
の判別に、
――優劣
の評価を混ぜないことです。