――疫病と戦争とは違う。
ということを――
この『道草日記』で、2日前から繰り返し述べています。
それは、その通りであり――
とても大切なことなのですが――
――疫病と戦争とは決して無関係ではない。
ということも、また――
同じように大切です。
どういうことか――
……
……
――疫病の後で戦争が起こりやすくなるのではないか。
ということです。
……
……
――疫病では怒りのやり場がない。
ということを――
きのうの『道草日記』で述べました。
その“やり場のない怒り”が――
誰か他の人たちへ向けられる可能性があります。
いわゆる新型コロナ・ウイルス感染症についていえば――
ヨーロッパや北アメリカの“怒り”が東アジアへ――とりわけ、中国へ――向かう可能性があります。
新型コロナ・ウイルスは中国・武漢市から拡散し、中国政府の初動対応に深刻な不手際があったために、世界的大流行に陥った、と――
考える人たちが多いようだからです。
……
……
日本国の政権の中枢では――
新型コロナ危機を、
――第3次世界大戦
になぞらえる向きがあるそうですが――
新型コロナ・ウイルス感染症の世界的大流行は、疫病であって、戦争ではありません。
よって――
当然のことながら――
新型コロナ危機それ自体は世界大戦ではありえません。
が、
――新型コロナ危機が終息した後で第3次世界大戦が始まるかもしれない。
との懸念なら――
的を射ていると思います。
(この懸念が世界中で共有されてほしい)
と切に望みます。