マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“ヒトと風邪ウイルスとの関係”を根源的に見直すと

 ――ヒトと風邪ウイルスとの関係

 を根源的に見直すと、

 ――細胞とウイルスとの関係

 となります。

 ヒトは細胞から成り、風邪ウイルスはウイルスの一種であるからです。

 

 では、

 ――細胞

 とは何か――

 

 あるいは、

 ――ウイルス

 とは何か――

 

 ……

 

 ……

 

 これらの問いに答えるのは――

 そう簡単ではありません。

 

 ――細胞

 は、しばしば、

 ――生物の基本単位

 といわれます。

 

 どういうことか――

 

 ……

 

 ……

 

 生物は、生きています。

 死んでいたら、それは生物とはいえません。

 

 いま――

 その「生きている」という状態を保ったままで、生物をバラバラの“部品”にしていくことを考えましょう。

 

 もちろん――

 すっかりバラバラにしてしまったら――

 それは原子や分子といった物質の集まりに過ぎず、「生きている」という状態は失われます。

 

 が――

 あるところでバラバラにするのをやめると――

 「生きている」という状態を保ちうる最小の“部品”の集まりになります。

 

 それが、

 ――細胞

 です。

 

 大きさは1~100μmくらい――「μm(マイクロ・メートル)」は「mm(ミリメートル)」の1000分の1です。

 細胞は、袋の構造をしています。

 その袋の内部には、細胞を「生きている」という状態に保っておくための物質が詰まっています。

 

 ――生きている

 とは――

 思いっきり簡単にいってしまうと――

 そのような袋の内部から外部へ、あるいは外部から内部へ、特定の物質が、絶えず移り変わりながら、流れ続ける状態をいいます。

 

 よって――

 「生きている」という状態を保つには――

 袋の構造が必要なのです。

 

 あらゆる生物は――

 例外なく、袋の構造をとっています。

 

 よって――

 生物を、「生きている」という状態を保ったままでバラバラにしていくには、少なくとも袋の構造をとったままでバラバラにしていく、ということが必要となります。

 

 ただし――

 これは、あくまでも、

 ――必要条件

 であって、

 ――十分条件

 ではありません。

 

 袋の構造がなければ、「生きている」という状態は保ちえませんが――

 袋の構造がありさえすれば、「生きている」という状態が保てる、というわけではないのです。

 

 ……

 

 ……

 

 以上が、

 ――細胞

 のあらましです。

 

 では、

 ――ウイルス

 は、どうか――

 

 ……

 

 ……

 

 ウイルスについては――

 細胞との異同に着目をすると、わりと理解がしやすいのですが――

 

 それについては――

 あすの『道草日記』で――