マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“批判的思考”と“論理的思考”との違い

 ――批判的思考

 のことを思うとき――

 どうしても気になるのは、

 ――論理的思考

 との違いです。

 

 ――批判的思考

 について――

 おとといの『道草日記』では――

 要するに、

 

  前提

   ↓

  論理1

   ↓

  論理2

   ↓

    :

   ↓

  論理n

   ↓

  結論

 

 の流れを重くみること、あるいは、つねに念頭に置くことが、

 ――批判的思考

 である――

 と述べました。

 

 これに照らせば、

 ――論理的思考

 のことは、次にように述べられます。

 

  論理1

   ↓

  論理2

   ↓

    :

   ↓

  論理n

 

 の流れを辿ること――

 

 ――批判的思考

 では、“前提”や“結論”に要点があります。

 

 そして――

 その“前提”や“結論”の中身の妥当性に、つねに批判的な視線が向けられる――

 

 この場合の「批判的」は、英語の「critical」に当たります。

 

 意味は――

 7月15日の『道草日記』で述べたように――

 ――物事の良し悪しを決定的に評する。

 ないし、

 ――物事を本質的に評する。

 です。

 

 ――批判的思考

 について――

 この思考に、ある程度、親しむと、

 ――論理的思考

 との違いが、よくわからなくなってきます。

 

 とくに、

 ――論理的思考

 に慣れていない人には――

 そういう傾向が強いようです。

 

 まあ――

 

 わからないでもありません。

 

  前提

   ↓

  論理1

   ↓

  論理2

   ↓

    :

   ↓

  論理n

   ↓

  結論

 

 と、

 

  論理1

   ↓

  論理2

   ↓

    :

   ↓

  論理n

 

 との違いです。

 

 とくに、「n」の自然数が大きければ――例えば、「10」とか「30」とかであれば――

 たしかに、両者の違いは些細にみえてしまうでしょう。