マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「ケレン味」って、そういうこと

 ――ケレン味の多様性や趣向を考えずに、いくらケレン味を論じても、空理・空論に終わる。

 ということを――

 4日前の『道草日記』で述べました。

 

 ここでいう「趣向」は、ほとんど、

 ――嗜好

 といったほうがよい代物であることは――

 きのうの『道草日記』で述べた通りです。

 

 よって、

 ――ケレン味

 を論じるには少し勇気が要るのです。

 

 多かれ少なかれ――

 自分自身のケレン味の趣向ないし嗜好に触れないわけにはいかないからです。

 

 ……

 

 ……

 

 僕自身は、

 ――女性の色気

 に関わるケレン味に興味を覚えています。

 

 もちろん――

 他の様態のケレン味に全く興味を覚えないわけではありませんが――

 基本的には、

 ――女性の色気

 が主です。

 

 よって――

 例えば、

 ――物語のケレン味

 を考えるときに、

 ――女性の色気

 を――

 もっといえば、

 ――男の視点で感じる女性の色気

 を――

 外すことはできません。

 

 よって――

 例えば――

 5日前の『道草日記』で述べた、

 ――解離性(かいりせい)遁走(とんそう)らしき症状を発した夢

 で物語を紡ぐときに――

 僕なら――

 物語の主人公や舞台には、

 ――女性の色気

 を強く醸し出すような趣向をこらすでしょう。

 

 具体的には――

 色気の感じられる女性を主人公にしたり、そのような女性で主人公の脇を固めたりする――

 そして――

 女性の色気が感じられやすい舞台を設ける――例えば、女性の体の曲線の浮き立つ衣装が標準的に用いられうるような舞台を設ける――あえて陳腐な具体例を挙げれば、体に密着する制服をまとった乗組員たちによって航行をされている宇宙船の内部とか――

 

 ……

 

 ……

 

 僕がケレン味について何かを論じているときというのは――

 たいていは――

 以上のような趣向ないし嗜好を念頭に置いています。

 

 あまり置きたくはないのですが――(笑

 仕方ないのですよ。

 

 だって、

 ――ケレン味

 って、そういうことですから――