マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

超一流とは何か

 ――プロとアマとの相違点や共通点

 を考えるときに――

 どうしても頭をよぎるのが、

 ――プロは一流、アマは二流以下――

 という考え方です。

 

 僕は、

(その考え方は根本的に間違っている)

 と思っています。

 

 実は――

 この「一流、二流、三流」の階層化が――

 僕は好きではありません。

 

(一流も三流も、たんなる程度の差であって、本質的な違いはない)

 と、思っています。

 

 あえていうならば、

(超一流と一流、二流、三流との間になら、程度の差ではない本質的な差があるように思えるが……)

 と――

 

 ……

 

 ……

 

 今――

 便宜上、

 ――一流、二流、三流――

 を、

 ――超一流未満

 と呼ぶことにします。

 

 僕は、

 ――一流、二流、三流の違い

 には大した関心をもてないのですが、

 ――超一流と超一流未満との違い

 には関心をもてます。

 

 ――超一流とは何か。

 という問題意識です。

 

 なぜ――

 そのような問題意識を抱えるのか――

 

 ……

 

 ……

 

 その動機は――

 決して、

(オレは超一流を目指すぜ!)

 ではなくて――

 

 いえ――

 

 白状をすれば――

 30歳くらいまでは、そう思っていた嫌いが、なきにしもあらずでしたが――(笑

 

 五十路前の今は――

 そんなふうには思っていません。

 

 今の僕が思っているのは、

(超一流の人を邪魔したくない)

 です。

 

 これは――

 どんな領域にあってもいえることであろうと思いますが――

 

 物事の旧弊を打ち破るのは、常に、

 ――超一流の人

 なのですね。

 

 ――超一流の人が起点となって、あるいは契機となって、その他の大勢の人たちを変え、動かしていく。

 そうやって、世の中の旧弊が打ち破られていく――

 

 よって――

 超一流の人を妨げるということは――

 そのようにして旧弊が打ち破られ、世の中が良くなったり、時代が進んだりすることを遮ることです。

 

(そういうことはしたくない)

 と――

 僕は切に思います。

 

 それがゆえに――

 僕は、

 ――超一流と超一流未満との違い

 について考えてきたし――

 これからも考えていきたいのです。