マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

過去への時間旅行も、できないことはない?

 いわゆる時間旅行について――

 自然科学が、

 ――実現不可能である。

 といっているのは、過去への時間旅行であり――

 未来への時間旅行は、むしろ、

 ――実現可能である。

 といっている――

 ということを、7月5日の『道草日記』で述べました。

 

 なぜ――

 未来への時間旅行は可能で――

 過去への時間旅行は不可能なのか――

 

 ……

 

 ……

 

 相対性理論(the theory of relativity)が保証をするところは、

 ――光速に近い速さで移動をする者にとっては、時間の流れは遅くなる。

 です。

 

 いいかえるなら、

 ――光速に近い速さで移動をする者は、その場にとどまっている者よりも、より遠い未来へ辿り着く。

 ということです。

 

 例えば、

 ――光速に近い速さで移動をすると、その場にとどまっている場合の 10 年後の未来へ、3 年で辿り着く。

 ということになります。

 

 もう少し規模を大きくして考えてみると、

 ―― 100 年後の未来へ、30 年で辿り着く。

 ということがありえます。

 

 人の寿命は、ざっと 100 年ですから、

 ―― 100 年後の未来へ、30 年で辿り着ける。

 というのは、だいたい、

 ――自分が死ぬはずの頃より先の未来へ赴ける。

 ということです。

 

 スゴいことですよね。

 

 こんなにスゴいことができるのなら――

 過去への時間旅行も、できないことはないように思えてきます。

 

 例えば――

 相対性理論による、

 ――光速に近い速さで移動をする者にとっては、時間の流れは遅くなる。

 という保証とは反対の保証、

 ――〇〇に近い速さで移動をする者にとっては、時間の流れは速くなる。

 などが、もし、仮に得られれば――

 過去への時間旅行も可能になるのではないか――

 

 ……

 

 ……

 

 実は――

 そうはなりません。

 

 仮に、

 ――〇〇に近い速さで移動をする者にとっては、時間の流れは速くなる。

 という保証が得られたとしても――

 過去への時間旅行は絶対に無理なのですね。

 

 なぜか――

 

 ……

 

 ……

 

 続きは、あす――