――成功は偶然、失敗は必然――
ということを、2015年8月30日の『道草日記』で述べました。
成功は本質的には偶然に依拠をしているために――
いくら成功から教訓を得ようとしても無駄である――
むしろ失敗から教訓を得ようとすることのほうが重要である――
ということです。
また、
――成功と失敗とは、山の頂と麓とが繋がっているように、繋がっている。
ということを、2018年2月15日の『道草日記』で述べました。
――山の頂
が、
――成功
に当たり、
――山の麓
が、
――失敗
に当たります。
つまり、
――失敗の積み重ねこそが成功である。
ということです。
いいかえると、
――成功の秘訣
とは、
――失敗を繰り返すこと
である――
ということですね。
もちろん――
失敗を漫然と繰り返していては、成功を収めることはできません。
例えば、同じ失敗を同じように繰り返すのは、時間の無駄です。
様々な挑戦をし、様々な失敗をし――
様々な失敗から、様々な教訓を得て――
様々な教訓に基づき、様々な修正を試み――
少しずつ成功の確率を上げていく――
それが、
――成功の秘訣
です。
ただし――
その際に、何としても避けなくてはならないのは、
――再起不能の失敗
です。
とくに、
――自分自身の命が失われる失敗
は何が何でも避けなくてはならない――
もちろん、
――自分以外の命が失われる失敗
であっても、ことは同じです。
これを何が何でも避けなくてはならないのは、倫理的・道義的な観点から、自明です。
つまり、
――成功の秘訣
とは、
――再起不能の失敗を避け、相異なる再起可能の失敗を繰り返し、相異なる教訓を得て修正を施すことによって、ただひたすらに成功の確率を上げていく。
ということなのです。
