マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

感情が“快”1つだけなら、“感情の分布図”はどうなるか

 ――感情

 には、実は1つしかなくて――

 ――快

 という感情が相対的に強ければ、

 ――好感情

 となり、

 ――快

 という感情が相対的に弱ければ、

 ――悪感情

 となるのではないか――

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 この考えを踏まえるならば――

 2020年9月24日の『道草日記』で述べた、

 ――感情の分布図

 は大きく見直す必要があります。

 

 ――感情の分布図

 は、

  縦:気分軸

  横:情動軸

 の平面座標から成っていました。

 

 背景には、

 ――気分

 と、

 ――情動

 とは互いに独立の感情である――

 との前提がありました。

 

 が――

 感情が、

 ――快

 1つしかないと考えるならば――

 当然、

 ――気分

 と、

 ――情動

 とは独立ではありえません。

 

 よって――

 もし、

 ――感情の分布図

 を平面座標で作り直すならば――

 互いに独立である2本の座標軸を新たに設える必要があります。

 

 そのような2本の座標軸として――

 どのような軸が考えられるか――

 

 ……

 

 ……

 

 例えば――

 縦軸に、

 ――自然知能のクロック周波数(clock frequency)

 をとり――

 横軸に、

 ――“快”の感情の強度

 をとる――

 という考えがあります。

 

 ――自然知能のクロック周波数

 が高いことは、“喜”の気分に富んでいることに相当をし――

 ――自然知能のクロック周波数

 が低いことは、“愁”の気分に富んでいることに相当をし――

 ――“快”の感情の強度

 が高いことは、“勇”の情動に富んでいることに相当をし――

 ――“快”の感情の強度

 が低いことは、“怯”の情動に富んでいることに相当する――

 と、みなすのです。

 

 周波数も強度も正の数で表しえます。

 

 よって――

 今度の、

 ――感情の分布図

 は第1象限のみです。

 

 この第1象限において――

 

 ――自然知能のクロック周波数

 が高く、

 ――“快”の感情の強度

 が高ければ、

 ――楽

 の感情を表し――

 

 ――自然知能のクロック周波数

 が高く、

 ――“快”の感情の強度

 が低ければ、

 ――恕(じょ)

 の感情を表し――

 

 ――自然知能のクロック周波数

 が低く、

 ――“快”の感情の強度

 が低ければ、

 ――苦

 の感情を表し――

 

 ――自然知能のクロック周波数

 が低く、

 ――“快”の感情の強度

 が高ければ、

 ――怒

 の感情を表す――

 と、みなします。