マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

やりたいことと好きなこと――

 楽しく生きていくためには、自分がやりたいことをやって生きていくことが必要である――

 と、きのう、のべました。

 

 そのためには――

 まずは、

 ――自分がやりたいこと

 をさがすことである、と――

 

 ……

 

 ……

 

 ――自分がやりたいこと

 というのは、

 ――自分が好きなこと

 と、ほぼ同じです。

 

 ――自分が好きなこと

 をさがすには、

 ――ゆっくり休める日

 をつくって、本当に、ゆっくり休んでみればよい――

 ということは、2月4日にも、のべました。

 

 ですから――

 やっぱり、

 ――ゆっくり休める日

 というのは、とても大切なのですね。

 

 ……

 

 ……

 

 いま、

 ――自分がやりたいこと

 と、

 ――自分の好きなこと

 とは、ほぼ同じと、のべました。

 

 本当は、少し違(ちが)います。

 

 人は、

 ――自分が好きなこと

 を、必ずしも、

 ――自分がやりたいこと

 とは、みなしません。

 

 ――好きだけど、そんなにやりたいとは思わない。たまに、やれれば満足だ。

 ということも、けっこう多いのです。

 

 まれに、

 ――好きではないけれど、ぜひ、やりたい。

 ということもあります。

 

 好きではないことをやるというのは、あまり、おすすはできませんが――

 何か理由があれば、かまわないでしょう。

 

 例えば――

 小学校のころから体を動かすのが大好きであった――

 大人になったら体操(たいそう)の選手か、水泳の選手になろうと思っていた――

 

 けれど――

 そのあとで体操や水泳は年をとったら思うようにできなくなると気づいたから――

 高校を出たあと、看護(かんご)学校へ進んで、看護師になった――

 

 看護師の仕事は、とくに、

 ――自分の好きなこと

 というわけではなかったけれど――

 人の役に立っていることがわかりやすい仕事で――

 子どものころから、そういう仕事につきたいと思っていたから――

 それを、

 ――自分がやりたいこと

 と、みなした――

 

 こんなふうに、たしかな理由があれば――

 問題はありません。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』