――恋(こい)
や、
――恋愛(れんあい)
について、3月1日から、のべてきました。
なぜ、ぼくが、
――恋
や、
――恋愛
のことをのべてきたかというと――
それは、
――恋
や、
――恋愛
のことを、10 才のうちから、十分に楽しんでほしいからです。
人によっては、
――10 才では早すぎる。
と考えます。
ぼくは、ちがいます。
――10 才のころからであっても、どんどん楽しもうとするのがよい。
と考えています。
では、
――恋
や、
――恋愛
を楽しむには、どうすればよいでしょうか。
……
……
まずは、
――恋の準備(じゅんび)
をすることです。
――恋の準備
として、
――自分の気持ちの変化に、できるだけ早く気がつけるようになっておく
ということが挙げられます。
これは、
――だれかに自分が恋をしたときに、すぐに気づけるようになっておく
ということでもあります。
自分の恋に気づけるようになっていれば――
だれかによる自分への恋にも、すぐに気づけるようになります。
――恋の準備
が済(す)んだら――
次は、
――恋愛の準備
です。
――恋愛の準備
として真っ先に挙げられるのは、
――恋愛の相談に乗ってくれそうな人をさがしておく
でした。
恋愛の経験(けいけん)を十分に積んでいそうな人をさがしておくのです。
恋愛の経験が十分かどうかを知るには、
――どうしたら結婚(けっこん)できるの?
と問いかけることでした。
恋愛の経験が十分でない人は、
――そのうちに結婚できる。
と答えます。
恋愛の経験が十分な人は、
――う~む。
と考えこみます。
そのちがいを手がかりに――
だれが恋愛の経験を十分に積んでいそうかを見きわめるのです。
次に挙げられるのが、
――恋愛の失敗
の経験を積んでおく――
ということでした。
恋愛の失敗をするには――
とにかく恋愛をするしかありません。
つまり、
――自分が恋をしている人のことを大切する
ということや、
――自分に恋をしている人のことを大切する
ということを――
とにかく、やってみる――
ということです。
そして――
それらの人のことを大切にすることに、失敗をする――
失敗をしても、気にしないことです。
失敗をくりかえしながら――
あなた自身が人を大切にする方法を、あなた自身の手で、編(あ)み出していくことが大切なのです。
『10 歳の頃の貴方へ――』