マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自信をもつには、どうしたらよいか

 10 才のころのぼくは、

 ――物理や歴史(れきし)を通して世の中を捉(とら)える。

 ということに強い関心をもっていたことに気づけたので、

 ――世の中の捉え方

 という暗黙知(あんもくち)を手に入れるために、さまざまな努力を重ねることができて――

 その結果、自信をもつことができた――

 と、7月5日に、のべました。

 

 ただし――

 その“自信”が正当であったかどうかは、よくわからない――

 とも、のべました。

 

 ……

 

 ……

 

 自分の“自信”が正当であるかどうかは――

 自分では決してわかりません。

 

 もしかしたら、

 ――不当な自信

 かもしれない――

 

 そういう自信のことを、

 ――過信(かしん)

 といいます。

 

 ――過信

 というのは――

 いいかえるなら、

 ――自信をもちすぎること

 です。

 

 ……

 

 ……

 

 きょうは、

 ――自信をもつには、どうしたらよいか。

 ということを、のべましょう。

 

 ただし―― 

 その“自信”が正当かどうかまでは問わないこととします。

 

 ――過信

 でもよいから、

 ――自信

 をもつ――

 

 それには、どうしたらよいか――

 

 その方法について、のべます。

 

 ……

 

 ……

 

 ――自信

 をもつには、

 ――暗黙知

 を何か1つ手に入れることです。

 

 それによって――

 あなたは――

 それまでなら、ありえなかったくらいに強い自信を――

 もつことができます。

 

 例えば――

 もし、あなたが、

 ――体を動かし方

 という暗黙知を手に入れたいと思い――

 実際(じっさい)に、体を動かす体験をくりかえし、

 ―― 10,000 時間の壁(かべ)

 をこえ――

 やがて、

 ――体の動かし方

 という暗黙知を手に入れるとすると――

 あなたは、ものすごく強い自信をもつことができます。

 

 その自信は、ちょっとやそっとのことでは失われません。

 

 生きている間中ずっと、その自信に支えられながら――

 あなたは、生きていくことができます。

 

 ただし――

 あなたが、

 ――体の動かし方

 という暗黙知をたしかに手に入れたと思っても――

 それを本当の意味で手に入れたとは限(かぎ)りません。

 

 もしかしたら――

 あなたのカンちがいかもしれない――

 

 もし、あなたのカンちがいなら―― 

 あなたの自信は、

 ――過信

 です。

 

 ――正当な自信

 ではなく、

 ――不当な自信

 なのです。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』