マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

一般相対性理論:いかにも“科学の仮説”らしい

 いかにも“科学(かがく)の仮説(かせつ)”らしい、

 ――科学の仮説

 というは、

 ――人の世界観(せかいかん)

 に深く関わっていて――

 しかも、その世界観は、あるときに急に変わってしまうかもしれない予感を秘(ひ)めている――

 といえる――

 と、きのう、のべました。

 

 そのような、

 ――科学の仮説

 の代表的な例として、よく挙げられるのが――

 一般(いっぱん)相対性(そうたいせい)理論(りろん)です――ドイツ生まれの理論物理学アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein)によって1915年ころに発表をされました。

 

 一般相対性理論が、なぜ、

 ――いかにも“科学の仮説”らしい。

 と、みなされているかというと――

 

 そろ理由は――

 この理論が、

 ――人の世界観

 を大きく変えたからです。

 

 一般相対性理論は――

 それまでは、たがいに無関係に存在をしうると考えられていた、

 ――物体の重さ

 ――空間の広がり

 ――時間の流れ

 などが――

 実は――

 自然のルールに従って、複雑(ふくざつ)に関わりあい、影響(えいきょう)をあたえあっている――

 ということを示(しめ)しています。

 

 そんな世界観は――

 一般相対性理論が発表をされるまでは――

 だれも想像をさえ、していなかったのです。

 

 そして――

 その一般相対性理論も、

 ――科学の仮説

 の1つであることに違(ちが)いはないわけです。

 

 よって――

 いずれは修正(しゅうせい)をされるはずです。

 

 そのときに――

 今は一般相対性理論によって示されている、

 ――人の世界観

 が、ふたたび急に変わることでしょう。

 

 そのような予感が十分に秘められているからこそ――

 一般相対性論は、

 ――いかにも“科学の仮説”らしい。

 といえます。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』