マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

その“本当の違い”は“脳の違い”による

 ――脳(のう)

 に違(ちが)いがあると、

 ――算数・数学の違い

 が、

 ――見かけ上の違い

 ではなく、

 ――本当の違い

 になる――

 と、きのう、のべました。

 

 一見、

 ――心の違い

 が、

 ――本当の違い

 をもたらすように感じられるけれども――

 実際(じっさい)には、

 ――心の違い

 ではなくて、

 ――ある体の一部分の違い

 である、と――

 

 その「一部分」というのが、

 ――頭

 であり――

 正しくは、

 ――脳

 である、と――

 

 ……

 

 ……

 

 ――心

 が、

 ――脳の働き

 であると考えられていることは――

 2023年4月18日に、のべた通りです。

 

 よって、

 ――脳の違い

 とは、

 ――心の違い

 である――

 といっても、だいたいは正しいのですね。

 

 が、

 ――脳

 の、どのような部分が、どのように働くことで、

 ――心

 が生じているのか――

 については、2023年11月現在、まだ、よくわかっていません。

 

 ――脳

 は、体の他の大部分と同じように、

 ――細胞(さいぼう)

 という袋(ふくろ)のようなもの――小さな袋のようなもの――で成り立っています。

 

 どれくらい小さいかというと――

 ざっと 1 ミリメートルの 30 分の 1 から 100 分の 1 までくらいの大きさです。

 

 これら“小さな袋”のなかには、電気の信号をやりとりできるものがあります。

 そのような“小さな袋”のことを、とくに、

 ――神経(しんけい)細胞

 と呼(よ)んでいます。

 

 この神経細胞が数多く集まって成り立っているのが、

 ――脳

 です。

 

 ただし、

 ――脳

 は、決して神経細胞だけから成り立っているわけではなくて――

 他の細胞からも成り立っています。

 

 が――

 それらの他の細胞は、神経細胞のように、電気の信号をやりとりしている様子がないので、

 ――おそらく、脳の働きに直接(ちょくせつ)は関係をしていない。

 と考えられています。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』