マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

解明:そのとき必ず“算数・数学の考え方”を使っているか

 何かについて、

 ――解明(かいめい)

 をするときに――

 人は、算数・数学の考え方を使っている――

 と、きのう、のべました。

 

 このように、のべると――

 

 ――解明

 をするときには必ず、

 ――算数・数学の考え方

 を使っているのか――

 と、ふしぎに思う人もいるでしょうね。

 

 たしかに、

 ――必ず

 ではないでしょう。

 

 ときには、

 ――算数・数学の考え方

 を使わなくても、

 ――解明

 ができることは、きっとあるはずです。

 

 が、

 ――解明

 には――

 かなり多くの場合に――

 ――算数・数学の考え方

 が使われています。

 

 ……

 

 ……

 

 実は、

 ――算数・数学の考え方

 だけで、

 ――解明

 ができる――

 ということは、めずらしいのです。

 

 ふつう――

 何かについて、

 ――解明

 がされるときに行われるのは、

 ――実験や観察

 です。

 

 ――実験や観察

 は――

 2023年9月28日以後くりかえし、のべているように――

 ――科学(かがく)

 で中心となる方法です。

 

 この、

 ――実験や観察

 の結果をまとめるときに――

 ほぼ必ずといってよいほどに、

 ――算数・数学の考え方

 が使われます。

 

 ――実験や観察

 の結果が、たんなる偶然(ぐうぜん)ではなさそうである――

 ということを示(しめ)すために、

 ――算数・数学の考え方

 が使われるのですね。

 

 具体的には、

 ――確率(かくりつ)

 が求められます。

 

 その、

 ――実験や観察

 の結果を、「たまたま偶然であった」とみなす場合に――

 その偶然が起こる確率が、どれくらいであるのかを、計算で求めるのです。

 

 ――確率

 については、12月9日に、のべましたね。

 出来事の起こりやすさを 0 から 1 までの数――小数や分数――で表したものです。

 

 この確率が、

  0.05

 を下回るときに、

 ――その結果は、たんなる偶然ではなさそうである。

 と、科学ではみなします。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』