マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

解き方が決まっているタイプの問題

 問題1の3つの解(と)き方、

 
  「90 ° 回転」型(がた)

  「〇 + ✕ = 90 °」型

  「砂時計(すなどけい)」型

 

 に注目をすることで――

 問題2や問題3、問題4などの算数・数学の問題を自分なりに作りだすことができる――

 ということを、1月21日に、のべました。

 

 問題1は、次の通りでした。

 

   *

 

問題1

 一辺の長さが 10 cm の正方形ABCDがある。ただし、点A、B、C、Dは反時計回りに並(なら)んでいる。いま、辺ABの中点をE、辺DAの中点をFとし、点Dと点Eとを結ぶ線と点Cと点Fとを結ぶ線との交点をGとする。このとき、三角形BCGの面積を求めよ。

 

   *

 

 また――

 問題2や問題3、問題4は、次の通りでした。

 

   *

 

 

問題2

 一辺の長さが 10 cm の正方形ABCDがある。ただし、点A、B、C、Dは反時計回りに並んでいる。いま、正方形ABCDの対角線の交点をO、辺ABの中点をEとする。点Dと点Eとを結ぶ線DEを、点Oを中心に時計回りに 90 ° 回転させ、線CFとする。線CFと線DEとの交点をGとするとき、三角形BCGの面積を求めよ。

 

問題3

 一辺の長さが 10 cm の正方形ABCDがある。ただし、点A、B、C、Dは反時計回りに並んでいる。いま、辺ABの上に点Eを、辺DAの上に点Fを、それぞれ角ADEと角DCFとが同じ大きさであるようにとる。点Dと点Eとを結ぶ線と点Cと点Fとを結ぶ線との交点をGとして、三角形DFGの辺DGの長さが辺FGの長さの 2 倍であるとき、三角形CDGの面積を求めよ。

 

問題4

 辺ABの長さが 10 cm で辺BCの長さが 20 cm である長方形ABCDがある。ただし、点A、B、C、Dは反時計回りに並んでいる。いま、辺DAの上に点Eをとり、点Cと点Eとを結ぶ線と対角線BDとの交点をFとする。角ABFと角BCFとが同じ大きさであるとき、三角形CDFの面積を求めよ。

 

   *

 1月22日から1月24日にかけて――

 問題2、問題3、問題4の解き方をそれぞれ、のべました。

 

 これら問題は、いずれも問題1の解き方の違(ちが)いを手がかりに作りだされているので――

 当たり前ですが――

 問題1の解き方と一部が重なっています。

 

 だからでしょうか。

 

 ……

 

 ……

 

 いやぁ~。

 

 これら3つの問題の解き方をすべて説明するのは――

 けっこう大変でした(笑

 

 もう少し簡単(かんたん)かと思っていましたけど――

 まったく、そうではありませんでしたね。

 

 ……

 

 ……

 

 で――

 

 話をもとに戻(もど)しますと――

 

 ……

 

 ……

 

 1月21日にも、のべたように――

 

 問題1は、たまたま、いろいろな解き方を思いうかべやすいタイプの問題でしたので――

 問題1の解き方の違(ちが)いを手がかりに、新たに問題2、問題3、問題4を作りだす――

 ということをしたのですが――

 

 問題のタイプによっては――

 もう少し違った方法で新たに問題を作りだす――

 ということをします。

 

 どんなタイプの問題かというと――

 

 例えば、問題5のようなタイプです。

 

   *

 

問題5

 1 以上の整数が次のように順に並んでいる。

  1、2、3、4、5、……、?

 これら整数の平均(へいきん)は、これら整数から 7 と 14 とを除(のぞ)いても、変わらない、という。これら整数は、いくつまで並んでいるか(「?」に当たる整数は何か)求めよ。

 

   *

 

 問題5は、いろいろな解き方が思いうかぶタイプの問題ではありません。

 解き方は、だいたい決まっています。

 

 このような問題では――

 どんなふうに新たに問題を作りだせばよいのでしょうか。

 

 ……

 

 ……

 

 つづきは、あす――

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』