再び、
――ロシアとは、いかなる国か。
と問いたい。
以下――
感覚的に述べる。
――ロシアとは、旧ルーシのうち、“草原の帝国”モンゴルに感化をされた部分が、巨大化をした結果、成立をみた国である。
と考えては、どうか。
わかりやすく述べれば、
――ロシアとは、モンゴル帝国の後継国である。
となる。
難しい話ではない。
ロシアの現在の領土の多くが、13世紀のモンゴルの版図と重なる。
この事実からみても、明らかではないか。
むろん――
政権を担う民族の系統は違う。
ロシアの現在の政権を担っているのは、旧ルーシの後裔であり――
13世紀のモンゴルの政権を担っていた者たちと直接の関係はない。
が――
それは、あくまで遺伝・生物学的な話だ。
文化・社会学的には、
――直接の関係がある。
といっても、特段、差し支えぬのではないか。
旧ルーシの後裔のうち――
13世紀のモンゴルに学び、真似んと欲した者たちによって――
現在のロシアの政権は担われている――
……
……
事実――
現在のロシアは――
核兵器の誇示に躊躇をせぬ。
――北大西洋条約機構の軍がウクライナに入れば、核戦争が始まる。
と威嚇をする。
その姿勢は――
かつて、“草原の帝国”が、騎兵の精強性や攻城の新奇性で、繰り返し威嚇をしていたことに通じる。
――ひとたび我らに逆らえば、街は壊し尽され、民は殺し尽される。
……
……
よく似ている。
――瓜二つ
といってよい。
『随に――』