マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

仙台、雪事情

 昨夜の仙台は銀世界です。
 雪が、しんしんと降り積もっていました。

 仙台は、たしかに東京よりは寒いのですが――
 しょっちゅう雪が降るわけではありません。

 昨夜のようにササーっと銀世界になると――
 あちこちでスリップする自動車や点灯する自転車などが見受けられました。

 突然の雪に対応できないのでしょうね。
 最近、仙台に引っ越してきたばかりの人たちでしょう。

 仙台に長く住んでいる人は、雪が降ると、途端に慎重になります。

 自動車のスピードは落とす――
 自転車は乗らず引いて歩く――
 などです。

 別に、もう慣れているから、そんなことをしなくてもスリップしたり転倒したりはしないものなのですが――
 慣れていない人たちが引き起こす不測の事態を避けるためには、そうするより仕方がないのです。

 例えば、昨夜、僕は車を運転していましたが――
 目の前で、自転車が1台、原付きが1台、転倒しました。

 いつものように運転をしていたら、そのまま轢いてしまっていたかもしれません。

 恐ろしいことです。

 とはいえ――
 これもお互い様なのです。

 僕自身も仙台にきた最初の冬に、自転車にのって自動車の目の前で転びました。
 あのとき、自動車を運転していた人に、今の僕のような慎重さがなかったら、今、僕は、ここにいなかったかもしれません。