マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

雪と雨と

 今夜の仙台は雨です。

 仙台で12月の末に雨だなんて、ちょっと珍しいのです。

 こういうことがあると、つい、
(雪と雨と、どっちがマシか?)
 ということを考えてしまいます。

 雪が滅多に降らない地方の人々は、

 ――雪のほうがいいに決まってるんじゃん。だって、雨より雪の降ってるほうがロマンティックだし――

 などとお感じでしょう。

 僕もそうでした、仙台に住むようになるまでは――

 が――
 わりと雪が降る地方に3年もいれば、

 ――雪はロマンティック――

 の印象はなくなります。

 雪は、けっこう面倒なのですよ。
 車道に積もれば運転しにくくなるし、歩道に積もれば歩きにくくなるし――

 では、雨は面倒でないのかといえば――
 そうでもありませんね。

 傘をささないとズブ濡れになってしまう、というのが厄介です。

 そんなの当たり前ですが――(笑
 実は、雪だと、けっこう降っていても、傘なしでいけることがあるのですね。

 とくに気温が低いときの粉雪などは、ほとんどコートにつかずに、ハラハラと地面に落ちてくれますから――
 靴も、ほとんど濡れません。

 雨の水滴だと、そうはいきませんよ。
 靴や靴下も、すぐにビショビショになってしまいますしね。

 ちなみに――
 最悪なのは、ぼた雪です。

 気温が高いときの雪ですね。

 ぼた雪には、雪の嫌らしさも雨の嫌らしさも、両方あるのです。

(もう勘弁してくれ)
 という感じです。

 そういう日は外に出たくなくなりますね。

 今夜の雨が、ぼた雪に変わらないことを祈ります。