マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

人付き合いは物語る

 人の生き方は――
 どういう人たちと付き合っていくかによって、大きく変わってくると思います。

 あるいは――
 どういう人たちと付き合ってきたかが、その人の今日までの生き様を物語っている、といってもよいでしょう。

 つまり――
 ある人を理解しようと思ったら、その人と付き合っている人たちのことを抜きにはできない、ということです。

 では――
 例えば、自分をよくみせたいと思うあまりに、自分をよくみせてくれそうな人たちばかりと付き合っていくことは可能でしょうか。

 もちろん――
 そんなことが可能なわけはありません。

 人の世の中は――
 そんなものではないですよね。

 付き合いたいと思う人に遠ざかられ――
 逆に、とくに無関心のない人に近づかれるということは――
 しょっちゅうだったりするものです。

 まともな渡世を心掛けている人は、付き合っていく人たちを選り好みしたりはしないと思うのです。
 そもそも、そのような選り好みは、人間業ではありえない――絶対に自分の思い通りにはなりません。

 だからこそ――
 その人が、どういう人たちと付き合っているかが、あてになる、ともいえる――

 その人の抱える人間関係図は、その人の制御を越えているに違いないからです。

     *

 なぜ、急に、こんなことを考えたかというと――

 さて――
 なぜでしょう(笑

 一言でいえば、
(僕も、それなりに歳をとってきたから――)
 となります。

 この前――
 自分の半生を幾つかの時期に区分し、それぞれの時期ごとに、人付き合いのありようを振返ってみたのですね。

 僕は今年で35ですから――

 例えば――
 10歳未満――
 10代前半――
 10代後半――
 20代前半――
 20代後半――
 そして、30代前半――

 というように区分できます。

 そうしたら――
 それぞれの時期の自分の人となりが、その時々の人付き合いのありようと強く連関しているように思えたのです。

 え?

 具体的、どう連関してたかって?

 いや――
 それは、ちょっと差し障りがありすぎて――
 ここでは書けませんね(笑