生きていて――
何かイヤなことがあると――
どうしても元気がなくなりますよね。
例えば、世の中の巡り合わせの悪さに遭ってに、つい、
――なんで、こうなるんだろう?
と天に唾したくなる――
が――
もちろん、天に唾しても、もっと自分が惨めになるだけなので――
結局は我慢しなければならない――
それが、もっとつらい――
だから、余計に元気がなくなる――
そのような元気喪失の螺旋階段を転げ落ちないようにするコツは、
――生きている
という、ただそれだけのことを――
素晴らしく思うことです。
どんなに、だらしなくても――
どんなに、苦しくても――
どんなに、惨めでも――
ただ生きているだけで素晴らしい――
そうした達観が、人を守ってくれます。