マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

ただ生きているということを

 生きていて――
 何かイヤなことがあると――
 どうしても元気がなくなりますよね。

 例えば、世の中の巡り合わせの悪さに遭ってに、つい、

 ――なんで、こうなるんだろう?

 と天に唾したくなる――

 が――
 もちろん、天に唾しても、もっと自分が惨めになるだけなので――
 結局は我慢しなければならない――

 それが、もっとつらい――

 だから、余計に元気がなくなる――

 そのような元気喪失の螺旋階段を転げ落ちないようにするコツは、

 ――生きている

 という、ただそれだけのことを――
 素晴らしく思うことです。

 どんなに、だらしなくても――
 どんなに、苦しくても――
 どんなに、惨めでも――
 ただ生きているだけで素晴らしい――

 そうした達観が、人を守ってくれます。