マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

知的誠実さ

 ――知的誠実さ

 を感じさせる必要条件は――
 少なくとも2つあると思っています。

 1つは、

 ――ホントのことを、ありのままに語る。

 ということです。
 つまり、

 ――ウソをつかない。ごまかさない。

 ということですね。

 もう1つは、

 ――自分がよくわかっていること、よく知っていることだけを語る。

 ということです。
 つまり、

 ――よくわからないこと、よく知らないことについては、何も語らない。

 ということです。

 世の中の社会活動を見渡すと、1つめについては、よく遵守されています。
 が、2つめについては、そうでもないのですよね――しばしば、軽視され、無視されています。

 おそらくは――
 1つめを逸脱することには明瞭な罪悪感が伴うのですが――
 2つめを逸脱する場合には、そんなでもないのでしょう。

 自分自身の来し方を振り返ってみても、
(たしかに、そうだった)
 と思います。