とっさにお礼がいえる人は、
(強いな~)
と思います。
誰かから、さりげない厚意を示されたときに――
その厚意に気づき、背景の真意をつかみ、そこに見当違いな疑いをかけてしまわない――
そういう柔軟で誠実な対応を瞬時にとれる能力や感覚というのは、仕事の上でも交友の上でも、最大級の強みです。
ふつうは、どこかで、つまずくものです。
まずは、厚意に気づかない――気づけない――
あるいは、背景の真意をつかめない――つかもうとしない――
つい見当違いな疑いをかけてしまう――
……
……
僕も、よくつまずきますよ(笑
とくに第1の段階で、つまずくことが多いようです。
厚意に気づかない――気づけない――
第3の段階は、あまり心配ないかな。
疑いは全くかけないほうです。
むしろ、けっこうお人よし――
だますよりは、だまされろ――みたいな覚悟を口実にしています(苦笑
……
……
でもね――
いちばん大事なのは、第1の段階ですよ。
第3の段階ではない――
まずは、厚意に気づかなくっちゃ――でないと、何一つ始まらないのです。
とっさにお礼がいえる人は――
そこに必ず気づくのでしょうね。