仕事には2種類あって――
とにかく継続させることで、じわじわと成果が上がってくるものと――
とにかく成果さえ上げていれば、いつでも継続を打ち切れるものと――
当たり前ですが――
前者の継続型では、成果は二の次で、その仕事をいかに継続させていくかが焦点ですし――
後者の成果型では、継続は二の次で、その仕事からいかに成果を上げていくかが焦点になります。
ということは――
継続型では、日々のペース配分に気を配り、いかに休養を細切れにとっていくかが大切ですし――
成果型では、常に仕事の実効性に気を配り、いかに無駄で有害な方策を省いていくかが大切です。
おそらく――
継続型に向いている人の性分と――
成果型に向いている人の性分とは――
正反対といってもよいでしょう。
ここで、一つ注意しなければならないことは――
継続型の良いところや成果型の良いところだけを取り入れようとは決して考えないことです。
継続型と成果型との“いいとこどり”は――
継続型でもなく、成果型でもない何がしかの型を生み出すだけです。
そのような仕事が、うまい具合に存在すればよいのですが――
もし存在しなければ、そのような型は無用の長物と化すでしょう。
人は、自分の今の仕事がどちらかの型なのか、ある程度は決め打ちをして――
あとは、ひたすらに、その道を邁進していくしかありません。