自分が本音をいわないのに――
相手に本音をいわせようとしても――
無理な話です。
相手の本音がききたければ――
自分の本音をいうことです。
そうすれば――
本音の押収にもちこめる――
逆に――
相手の本音をききたくないときには――
自分の本音を決していわないことです。
のらりくらりで――
素知らぬ顔をし続ける――
そうすれば――
本音の押収はさけられる――
……
……
この経験則を――
今、
――本音の原理
と呼びましょう。
……
……
人の世には――
本音の押収でなければ、物事は何も進まない――
という状況が――
少なからず、あります。
そんな危機的な状況に陥ったときに――
この“本音の原理”をわかっているか、わかっていないかで――
危機を切り抜けられる確度は――
だいぶ変わってくるでしょう。