マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「AかBか」ではなく、「Cという観点」

 ――AかBか。

 という問いには――
 多くの場合に、意味がありません。

 そうではなくて、

 ――Cという観点から、AかBかを決める。

 という知見のほうが、ずっと大切です。

 例えば、

 ――巧遅か拙速か。

 という問いは――
 大切ではありません。

 そうではなくて、

 ――単位時間当たりのコスト

 という観点が大切なのです。

 このコストが――
 高ければ、

 ――拙速

 ですし――
 安ければ

 ――巧遅

 です。

 また、

 ――対話か圧力か。

 という問いも――
 大切ではありません。

 そうではなくて、

 ――主導権の奪取・維持

 という観点が大切なのです。

 交渉の相手が――
 対話を望み始めたら、

 ――対話

 で主導権を握れますし――
 圧力を望み始めたら、

 ――圧力

 で主導権を握れます。